金利上昇期の一都三県アパート経営|借入8,000万円の収支試算と固定費削減によるリスク管理
1. 金利0.5%上昇がもたらす返済額への影響

日銀の利上げ局面において、アパートローンの金利上昇はキャッシュフローに直結する要素です。例として、借入額8,000万円・金利2.5%・期間30年(元利均等返済)の条件で試算すると、毎月のローン返済額は316,097円、年間では約379.3万円となります。
仮に金利が0.5%上昇し、「3.0%」になった場合の試算結果は以下の通りです。
- 毎月の返済額:316,097円 ➡️ 337,283円(月 +21,186円)
- 年間の返済額:約379.3万円 ➡️ 約404.7万円(年 +25.4万円)
- 30年間の総返済額:約762万円の増加
アパートローン(事業用ローン)は、住宅ローンに適用されるような「5年ルール」や「125%ルール(金利が上がっても5年間は返済額を据え置き、最大1.25倍までとする緩和措置)」が元々存在しません。金利が上がった分は、変動周期(一般的に半年ごと)に合わせて即座に返済額へ反映されます。
2. 利回り8%における物件タイプ別の手残り比較
一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)で利回り8%の物件(借入8,000万円)を運用する場合のシミュレーションです。管理手数料(5%)と、固定資産税や修繕積立金などの諸経費(15%)を引いた現実的な年間手残りを比較します。
① フルローンの場合(物件価格8,000万円 / 満室想定家賃:年640万円)
- 金利2.5%時:年間手残り 約132.6万円
- 金利3.0%時:年間手残り 約107.2万円
② 頭金2割の場合(物件価格1億円 / 満室想定家賃:年800万円)
- 金利2.5%時:年間手残り 約260.6万円
- 金利3.0%時:年間手残り 約235.2万円
フルローンの場合、金利3.0%の状態で空室率10%(1割の空室)が発生すると、年間の手残りは約43.2万円(月額 約3.6万円)まで減少します。一都三県は賃貸需要が高い反面、競合物件も多く、経年による空室リスクや突発的な修繕費への備えが必要です。
3. 金利上昇局面における固定費削減の考え方

フルローンの場合(金利3.0%・RER Agency管理)
- 年間ローン返済:4,047,399円
- 諸経費(15%):96万円
- 管理手数料:0円(通常32万円)
- 年間最終手残り:1,392,601円
通常管理で金利2.5%だった時の手残り(132.6万円)と比較しても、金利が3.0%に上昇した上で手数料を無料化した場合の方が手残りは多くなります。
金利負担の増加分を、管理費用の削減分で上回らせる計算です。
4. RER Agencyが提供する管理インフラとDX体制

月額管理手数料0円を維持しながら、一都三県全域での賃貸管理と客付けを行うため、RER Agencyでは独自の組織体制とITインフラを構築しています。
3拠点とリモートスタッフによる配置体制
管理の中核を上野の本社に集約し、さらに荻窪・練馬に拠点を配置。その他の広域エリアには、在宅勤務のトラブル対応スタッフ(業務委託)を柔軟に配置しています。全域に実店舗を多店舗展開する固定費を抑えつつ、現場へ迅速に動ける体制を両立させています。
先進ITツールの導入によるDX推進
日本情報クリエイトの『賃貸革命』や『リアプロBB』を導入。空室情報のアップデートや不動産業者間の情報流通を高速化し、客付けのスピードを担保しています。
「くらさぽアプリ」連携とクレジットカード決済対応
オーナーおよび入居者とのコミュニケーションツールとして「くらさぽアプリ」を導入。さらに入居者向けのクレジットカード決済に対応しているため、手続きの利便性向上や初期費用の支払いスムーズ化を実現しています。こうした入居者視点のインフラ整備が、競合の多い一都三県における高い入居率維持(リーシング力)を支えています。
デジタルとアナログのハイブリッド運用
システムの自動化に頼るだけでなく、社内ではホワイトボード等のアナログツールも併用しています。各拠点と在宅スタッフ間で、急なトラブルの進捗を視覚的に共有・確認する泥臭い連携を徹底し、管理の質を維持しています。
5. まとめ
- 毎月の管理手数料など、削減可能な固定費を徹底的に見つめ直すこと
- 浮いたコストを生活費に回さず、将来の修繕や空室に備える手元資金(現預金)としてプールすること
最先端のDX・入居者向けクレカ決済システムと、各地の在宅スタッフによる機動的な管理体制を両立し、月額管理手数料を無料に抑えるRER Agencyのようなパートナーを味方につけることは、将来の不確実な金利リスクに対する有効な防衛策となります。


