住宅価格の値上がりと賃料
月額賃貸管理費無料のRER Agency株式会社です。
今回は、現在のインフレーションが及ぼす不動産賃貸・相場変動についてお話し致します。
住宅価格の値上がりと賃料
2022年に入ってからの物価上昇は、エネルギー資源や食料品などの輸入価格が高くなっていることや、各国の
金融政策の違いによる急激な円安が背景にあります。
したがって、「需要の高まり」によるインフレではなく、「生産コスト上昇」によるインフレだと考えられているのです。
2022年以降「木材・木製品・林産物」は前年同月と比較して上昇しておりましたが、現在は落ち着いてまいりました。
しかし建築に必要な人件費が上昇していることや、インフレが世界で起こっていることから、特に新築住宅は価格が下落しにくいことが予想されます。
新築住宅の価格上昇は、中古住宅の価格にも影響を与えるでしょう。
全体的に住宅価格が値上がりすれば、住宅購入を諦めて賃貸物件への居住を選択する人が増える可能性も考えられます。
特に東京都は人口が減少しにくいエリアであり、世帯人数が少ない傾向にあることから、今後も一定の賃貸需要が見込まれます。
物価上昇と住宅価格の上昇、賃貸需要の増加により、少しずつ家賃が値上がりする可能性は高いといえるでしょう。
ただし、家賃の値上げはいつでもできるとはいえ、実際に値上げをするタイミングは退去・更新時期であることが一般的です。
そのため、物価上昇によって家賃相場が変動してもすぐには反映されないことが予測されます。
定期的に家賃相場を確認
家賃の値上げ自体は違法ではないものの、実際に値上げをするためには正当な理由や借主の合意が必要となります。
また、周辺相場と大きくかけ離れた値上げはできないことにも注意しましょう。
現在居住中の入居者に値上げの打診をする場合は、考える時間を与えるためにできる限り早めに通知したり、値上げの根拠となるデータや資料を集めたりするなど、事前準備をすることが大切です。
定期的に周辺の家賃相場をチェックして、ご自身の物件の適正家賃を確認しましょう。
弊社では、賃貸管理のご契約者様にはお気軽に家賃相場等のご相談をいただけるよう心がけております。
賃料相場は、オーナー様にとっては大きな収入の差が発生することとなりますので放置することはできません。
適切なアドバイスをすることが、不動産業者の務めだと思っております。
詳細をお聞きになりたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせ下さいませ。
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