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賃貸物件で不慮の事故

賃貸管理をしていると避けるに避けられないのが、物件でも死亡事故。これはいろいろありますが、発見が遅れたケースで夏などは普通の精神力ではきついお仕事です。今回は物件内で不慮の病死を遂げられたケースの場合についてご説明いたします。また、対応方法はたくさんありますが、弊社の一つの対応方法としてご覧ください。

 

初期対応

居住者と連絡が取れない、新聞や郵便物がたまっていると連絡が来る場合があります。このような場合は原則警察に連絡をするようにお願いをしています。

また、警察と連絡が取れ臨場してくれ状況である場合は管理会社として解錠の対応をします。(管理会社に鍵がある場合)

 

現地で行うこと

警察に連絡をすると管理会社の到着時間を聞かれるケースがあります。管理会社と警察で話をして集合時間を決めます。

管理会社と居住者と連絡が取れないとご連絡をいただいた方だけでは解錠はしません。また、建物周りの巡回と建物隙間(ポスト)などから臭いと音を確認します。

建物巡回で室内が確認でき、明らかに病気で倒れて生存が確認できている場合は速やかに119番通報と共に警察官の臨場を待たずに解錠します。

臭いや建物点検で状況が判断できる場合は速やかにオーナー様へ速報(第1報で内容確認ができていない)をします。

上記の確認もできない場合は、警察官到着後、警察官に状況説明をし鍵を解錠します。その際は事件性も考慮しなければいけませんので、室内には警察官の許可があるまでは入室しません。

また、装備はとしてゴム手袋と消毒用アルコールとマスク(紙のもの)を持参します。

 

 

警察官臨場後

本人がいないケース

明らかに夜逃げの可能性がある場合は、保証会社と緊急連絡先へ報告をします。そして、心穏やかにして現場を去ります。

 

本人がいたケース

自死したと思われるケース

警察官から状況を聞き今後の対応を社内で協議をします。緊急連絡先へ連絡と保証会社へ連絡をします。

また、オーナー様へ連絡をして今後の対応を協議します。また、オーナー様との協議の前に社内でしっかり協議して会社の考えや今後の方針の提案をします。

病死をされてるケース

警察官から話をきき、自死でないと判断できた場合は病死として考えます。

 

他殺の場合

正直これが一番困ります。警察の規制線が張られます。また、当然ながら管理会社として事情聴取されます。

また、現場保存の依頼など来ると2ヶ月くらい現場保存なんて話も来る可能性があります。

最後に・・・

現場の施錠等もあるので、警察の現場検証が終わるまでは原則現場に管理会社は残ります。

実際、管理会社の人間がご遺体を目にしてしまうケースは稀になってきました。事件性を考慮して警察官のみに室内に入ってもらうのスタンダードです。

一昔前は管理会社が連絡取れない賃借人の家を解錠したら・・・・なんて話もあったようです。ただ、発見が遅れた後の現場は防塵マスク等を着用して室内を確認するケースもあります。

臭いがすごいことになっているケースが多いので最初にオゾン脱臭器を稼働させる場合もあります。

こればかりは何回現場行ってもなれない作業です。。。。

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